船名 ANDALUCIAN ZEPHYR(木材運搬船)2016年3月1日撮影
イヤ~~ッ!何年振りだろう?木材原木を満載してる船を見たのは・・
実は雲MARUも北米材を運ぶ材木船には二度の乗船経験が有るのです、
当時は連続乗船が一年乗らなければ休暇権利が発生しませんでした、
最初は1年3ヶ月の乗船でした、2回目は13ヶ月だったと思います、
冬の北太平洋をカナダ材を満載で時化の恐い思いも何度も経験して居ます。
本船は穀物・石炭・鉄製品・木材積みに適した浅喫水と高い推進性能と省燃費性能に優れ
積み高の極大化を追求した船型、貨物艙は全てセミボックス形状で広い艙口を名村造船
グループの函館どっくと共同開発した3万4千屯型ハンディサイズバルクキャリアーの
シリーズ一番船なのです。
材木は頑丈なパーマネントスタンションとその間には起到式スタンションでガードして居ます、デッキ積み半載時点で中ラッシングワイヤーを張り木材を安定させ其の上に載せた材木は最終的にオーバーラッシングワイヤーで締め付けて居ます更に両舷からチェーンを被せて
ターンバックルで締め付けるのです、
航海が始まれば毎日朝一番からワイヤーとターンバックルの締め直しが日課でした、
振動で木材が締まってくるので一日でワイヤーがユルユルになりますよ、
材木は滑るので作業員は全員、針の出たスパイク着用でした、
一番ハッチ上の木材が幾分ずれ掛けて見えますね、
青波に叩かれたのかも知れませんが荷崩れまでは行かなかったのでしょうね
この様な満載姿で洲本を横目に見ながら此処を通過した頃を思い出しました、
ファンネルマークは白地に青線三本です、
NYK Bulk&Projects貨物輸送の傭船です、荷主は東亜林業さん、
オーナーTHREE KINGS SHIPPING Corp Limited.
米国ロングビューから満載で帰って来ました、
北米材の1港全量揚げは少ないですよ、
尾道や松浦湾とか小松島や高知でも揚げていました、裏日本揚げも多かった
小樽揚げでは楽しい思い出もありましたね
現在は再びカナダPORT ALBERNIです、
ANDALUCIAN ZEPHYR
総屯数 21,514屯
重量屯数 34,436屯
全長 179.96m
幅 30.00m
深さ 14.05m
喫水 9.82m(満載)
速力 15.8ノット(試運転) 14.5ノット(航海)
主機関 三菱 6UEC 45LSE-B2型ディーゼル 1基
機関出力 6840kw
cargo capacity B;42,911 G;44,154
乗組員定員 24名
建造所 名村造船伊万里事業所(#366)
竣工年 12.Mar.2014
船籍 パナマ
コールサイン 3EMT7
IMO No.9667526